小学校2年生の8歳の娘が、今月読んだ児童書と絵本です。
毎月、読んだ本の中から、面白かったものをチョイスして紹介します。
今まで1万冊以上の絵本を読み聞かせしてきました。
小学生になってからも、毎月100冊以上は読んでいます。
こちらの記事は、アフィリエイトリンクが入っています。
また、本の紹介文には、ネタバレ要素が入っています。
児童書
まねをしました
まねをしました
ページ数:80ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校1年生~
図工の時間に、水族館の絵を描くことになって悩んでいたゆうまくん。たまたま見えたハルトくんの絵を真似して描いてしまい、2人の絵を見たクラスメイトの子が、「ハルトがゆうまのまねをした」とハルトくんを責めはじめる、という始まりのお話しです。
最後、ゆうまくんは無事ハルトくんを真似したことをクラスのみんなの前で謝れるのですが、それを聞いたハルトくんが、「さかあがりの練習をしているとき、ゆうまくんの真似をしました。ごめんなさい。」と言います。絵の真似と、逆上がりの真似の違いとは?上手な人の真似をするのは、どういう真似なら良くて、どういう真似なら悪いのか?小さい子にはわかりずらい善悪の境界線みたいなものを、うまく教えてくれる良い絵本です。
しんぶんのタバー
しんぶんのタバー
ページ数:83ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校1学年~
イスーン国の王さまが、ある日、一番いいイスを決める「いいイスコンテスト」を開催します。新聞を束ねてしばっただけの『タバー』が、そのコンテストに参加するためにお城を目指すお話しです。最初、他の椅子だちに、「ただのごみ」と言われ、悲しくなりながら出発します。途中、困っている色々な椅子たちを助けるのですが、最後に助けた椅子のせいで、タバーはバラバラになってしまいます。それでもなんとかお城にたどり着いて…。
はたしてタバーはコンテストで優勝できるのでしょうか!?
ねこのふくびき
ねこのふくびき
ページ数:80ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校1学年~
主人公ゆみちゃんの飼い猫ルークが、1日人間の男の子になって、ゆみちゃんの学校へ行くお話しです。
絵がとてもかわいく、内容も分かりやすいので、一気に読めると思います。推薦図書にもなった1冊です。
ペットを飼っているご家庭だと、もしかしたらうちの子もこんなこと思ってるのかな?などと想像するのも面白いかもしれません。
セミクジラのぬけがら
セミクジラのぬけがら
ページ数:79ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校1学年~
道に落ちているものを集めるのが好きな主人公のミッチ君。夏休みのプールの帰り道に、クジラみたいな形をした木のかけらを拾って家に持ちかえります。うっかり麦茶をこぼして、木のかけらにかけてしまったところ、なんとその木のかけらが小さなクジラに変身します。ミッチくんは、その小さなクジラに「セミクジラ」という名前を付けて、お世話を始めますが…、というお話しです。お話しの最後の行く末もあえて書かれておらず、気になるまま終わっているのも良いな、と思いました。
コマツシンヤさんの描く絵がとてもかわいく、ワクワクしながら読める1冊です。
セミクジラかわいい。
ドアのノブさん
ドアのノブさん
ページ数:112ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校2学年~
タイトルは「ドアのノブさん」ですが、5人(5匹?)の主人公が出てくる5つのショートストーリーが収録されています。本棚の下に落ちてしまったカシミアコートのピンクのボタン、家の人が引っ越していなくなってしまったドアのノブさん、木から切られて落ちた木片さん、赤青えんぴつの赤のレッディと青のブルル、雨で泥だらけになったサツキちゃんに履かれていた泥だらけで裏向きの靴下さん。みんなそれぞれ生きていて、それぞれの感情があるように描かれています。物にも命がある?と想像力が刺激される、独特の世界観が面白い本です。
子ぎつねと音のなる石
子ぎつねと音のなる石
ページ数:79ページ
文字:大きめ、漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校2学年~
過去何度も登場している、私の大好きなくすのきしげのりさんの本です。
「信じるということ」と、本の帯に書いてある通り、信じることのすばらしさを教えてくれる物語です。サヌカイト(讃岐岩)という実在する音のなる石がお話しの中に登場します。
主人公のジンは音楽家。宿で歌を口ずさんでいると女の子が現れ、ジンにカンカン石を渡すところから物語が始まります。読んだ後、心がほわっと温まるような感覚がありました。
また、挿絵がアニメのようで、とても綺麗に描かれています。
カンカン石ほしい!!
(←鉱石収集してる)
おばけマンションシリーズ
おばけマンション(1巻)
ページ数:79ページ
文字:漢字フリガナあり
おすすめの歳:小学校低学年~
おしりたんていやかいけつゾロリなどで有名な、ポプラ社の小さな童話シリーズのひとつです。50巻ある人気シリーズです。図書館でも常に借りられている本ので、なかなか1巻から順番に読むのは難しいかもしれません。
娘は「おばけおわらいグランプリ(24巻)」「おばけといっしょにおるすばん(8巻)」を借りて読みましたが、途中から読んでも大丈夫だったようです。
おしりたんていや、かいけつゾロリのように、ほぼ絵ばかりの漫画に近い児童書なので、とても読みやすいです。
本の中で使っている単語を、各ページで分かりやすいように説明書きを入れてくれているのが、低学年の子でもわかりやすくて、単語を覚えるきっかけにもなって良いと思いました。
(例:『「ていさつ」そっとそうすをさぐること。』というように、ページのすみに書いてあります。)
絵本
おしゃべりさん
おしゃべりさん
ページ数:62ページ
文字:漢字なし
おすすめの歳:年少~
30個の物たちが、独り言のように色々お話ししている本です。短いお話しが30個入っているので、さらっと読めます。
みんないい味を出していて、本当にこんなこと思ってたりして!?と思ったりしながら読みました。
子供の想像力を刺激する1冊だと思います。
つるつるプール
つるつるプール
ページ数:32ページ
文字:ひらがなのみ
おすすめの歳:3歳~
全部で30本のひやむぎ小学校のこどもたちが、暑い日にプールに行くお話しです。
内容は幼稚園のお子さんでも読める簡単なものなのですが、ひやむぎ1本1本が子供、というシュールな設定と、可愛らしい絵のおかげで、小学生の子も、大人も楽しく読める絵本です。
そうめんさん、おそばさん、マカロニさんなど、色々な麺が登場します。夏にぴったりの1冊です。
雑学・その他
ふきさんのシーズンおもちゃ大百科
ふきさんのシーズンおもちゃ大百科
ページ数:96ページ
文字:漢字ひらがなあり
おすすめの歳:年少~
簡単にできて、面白い工作が沢山掲載されています。例えば、ただただお菓子を食べるのではなく、“お菓子の妖精を作って部屋中に隠して見つけたら食べる”など、佐藤蕗さんの、他とは一味違うセンスのある工作がとても良いです。
夏休みのお子さんとの遊びのネタに、是非読んでみてください。