小学校2年生の8歳の娘が、今月読んだ児童書と絵本です。
毎月、読んだ本の中から、面白かったものをチョイスして紹介します。

今まで1万冊以上の絵本を読み聞かせしてきました。
小学生になってからも、毎月100冊以上は読んでいますが、
今月はバタバタしていて、冊数少な目。来月はリベンジしたい!
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絵本
カエサルくんとカレンダー
カレンダーの中から、ちびカエサルくんが出てくるという、面白い設定の絵本です。
主人公のゆうかちゃんは2月生まれの女の子。どうして2月だけ短いのか?、カレンダーはどうやってできたのか?、どうして30日と31日の日があるのか?などを、ちびカエサルくんが、子供にもわかりやすく説明してくれます。なぜ30日と31日があるのか、私も知りませんでしたが、こちらの本を読んで解決しました。日常の、当たり前に存在していることに対して疑問を持つ力を育てる絵本だな、と思います。
こりゃたいへん! ! あまがえる先生 ミドリ池きゅうしゅつ大作戦
大好きな、松岡たつひでさんのあまがえる先生シリーズです。梅雨といえばカエル、ということで選んでみました。
あまがえるの里にあるミドリ池が、日照り続きで干上がってしまったのですが、あまがえる先生が知恵と色々な道具を使ってピンチを脱出。しかしこんどは洪水が起こり…というお話しです。
実際に存在する、色々な生き物や虫が出てきます。ページのいたるところに描かれている生き物全てに、名前が書かれており、生き物を知るきっかけにもなります。
ミドリ池も、実際に新潟に存在する池がモデルとなっています。
細かいけどリアル過ぎない、かわいい絵がとても良いなと思いながら、いつもまつおかたつひでさんの絵本を読んでいます。他にも沢山生き物の絵本を出版されていて、全ておすすめです。
はじめての梅しごと
梅を洗って、砂糖に漬け込むという簡単な梅シロップ作りの工程が、とても詳しく、分かりやすく、かわいく描かれています。
簡単なので、子供とする初めての季節の手仕事(梅しごと=手仕事の総称)にオススメの、梅シロップ作り。
梅シロップを使ったおいしそうなレシピも載っています。
作っただけでは終わらず、日に日に瓶の中で変化していく梅の様子を観察するのも楽しみのひとつです。
普段お料理のお手伝いなどをしないお子さんでも、思わず作ってみたくなってしまう絵本です。
町たんけん
娘の6月の生活の授業が、町たんけんだったので、それに合わせて図書館で借りてみました。
絵本は終始、細かな町の景色と、人々の吹き出しの会話のみで構成されています。文章などのお話しは載っていません。町の中にいる人達の会話を見ながら、何をしている人か?何をしているところか?などを想像しながら読む絵本です。
著者、秋山ともこさんの「町育ちの著者が、町の生活を描き写すだけでなく、町に住む人たちの生き生きした声が聞こえてくるような本にしたい」という思いから生まれた作品だそうです。
令和の今には無い、昔の景色も沢山ありますが、それも面白いところのひとつです。
観察力と想像力が育つ、じっくり見る絵本だと思います。
児童書
しゅくだいクロール
主人公のしょうたとかおるは、幼稚園の時から仲良し。7月にお父さんの転勤で引っ越すことを友達のかおるに伝えたら、今年の水泳大会のリレーに一緒に出ることを提案されます。
でもしょうたは、1年生のときに遊園地のプールでおぼれてから、水が大の苦手。かおるに説得され、しょうたのクロールへの挑戦が始まります。
簡単にはいかないクロールの練習、諦めずに一生懸命クロールを教えてくれるかおる、途中で現れるノラ猫「シロ」のことなど、様々な気持ちが入り乱れる様子がうまく書かれていて、お話しに引き込まれていきます。
友達のありがたさ、頑張ることの大切さなどを教えてもらえる一冊です。
ぼくは、ういてる。
私も娘も大好きな、なかがわちひろさんの新刊です。『すてきなひとりぼっち』に登場した一平くんの別のお話しです。
「ぼくは、ときどき ういている。ちょっとだけね。20センチか30センチくらい。」と、独特な世界観から始まります。ういてるってどういうこと?と思いながら、子供は読み進めていくと思います。
そして多分、うちの娘もういてます(笑
このシリーズものは、文章が全て主人公のセリフになっているので、とても読みやすいです。
なかがわちひろさんの、独特なのにリアルでとても素敵な世界観、うまく説明できないので、是非読んでみてほしいです。

多分、私もいつもういてると思う。
番ねずみのヤカちゃん
娘が4歳くらいの時に読み聞かせした、番ねずみのヤカちゃん。今回は自読してもらいました。
読み聞かせした時の内容を覚えていたようで、それだけ印象に残った絵本なのだと思います。
トドさんという人間の家に住み着いているネズミの家族の4兄弟の末っ子のヤカちゃん。声が大きすぎて、「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれていました。
ドドさん夫婦に存在を気づかれないよう「けっして音をたててはいけない」と注意している時も「うん、わかったよ、おかあさん」と大きな声で答えてしまいます。
ある時、声が大きすぎて、トドさん夫婦に存在がバレてしまいますが…、というお話しです。
ゴインキョとチーズどろぼう
お話しの内容は、お金持ちの老ねずみのゴインキョが、ガードマンに扮装した窃盗団に騙されてお金を奪われそうになるも、若いネズミと町の人たちに助けられるという、わかりやすい内容のお話しです。
ストーリーはシンプルですが、悪いことはうまくいかない、困った時は助け合う、幸せは分かち合う、という内容を伝える絵本になっています。
また、長すぎないのもオススメのポイントです。
チュウチュウ通りのゆかいななかまたちシリーズは、10巻ほどあり、どれも分かりやすいお話しになっています。